2019年05月01日

◆さらば平成…令和の到来に際し雑感(長文)

♪〜とうとう〜平成の歴史が〜終わ〜ぁった〜♪

 長渕剛「昭和」の替え歌で登場です。またもご無沙汰してしまいました。山杜です。

 昨日、30年と4ヶ月に渡った「平成」がその幕をおろしました。永きにわたり日本の象徴であらせられ、東日本大震災では被災地となったわが福島県に何度も足をお運びいただいた上皇陛下、そして上皇陛下を支えてこられた上皇后陛下には、感謝の念しかございません。昨日の天皇としての陛下の最後のお言葉、正座して拝聴させていただきました。

 さて、山杜はそれなりのオッサンですので、昭和も4分の1程度は経験しております。昭和天皇が崩御された時、学校は冬休み中の土曜日でしたが(当時は土曜は休みではない)、模試があったため登校していました。7時半ごろ早めに登校し、模試のための確認勉強をしていたところ、友人Aが興奮した様子で教室に飛び込んできて、「昭和が終わった〜!」と叫んだのを記憶しています。宮内庁の発表が午前7時55分。学校からすぐ近くに住んでいたAは、その発表を見て走って登校し、早めに登校していた我々にその事実を伝えてくれたのでした。まもなく担任が来て、「男子!国旗出すの手伝え!掲揚塔に半旗を掲げる!」と指示を出しました。その時初めて「半旗」の意味を知ったように思います。ちなみに、模試は中止にならずそのまま実施されました。

 その翌日、「平成」の元号が発表されましたが、当然、日本は国中が喪に服し、テレビでは黒服を着たキャスターが昭和の歴史を振り返る特番を放送し、CMもすべて無し、という状況でした。あの数日で、昭和の歴史はすべて学んだと言っても過言では無いでしょう。

 そういった昭和から平成への移り変わりを鮮明に記憶している者として、今回の「令和」への改元は、全く印象が異なるものでした。国中がお祝いムードに包まれており、改元商法も盛りあがり、みな笑顔の中での改元でした。・・・まあ、中には例によって乱痴気騒ぎしてゴミ散らかす馬鹿どもがいて閉口しましたが・・・。居酒屋やイベント会場などの用意された空間で午前0時を迎えて、みんなで改元をお祝いしよう、というのは分かりますけどね。ただの馬鹿騒ぎは全く賛同できません。

 今回の改元は、前天皇陛下の「崩御」によるものではなく「譲位」によるものですから、安心してお祝いできるわけで、「平成最後の」というフレーズも気兼ねなく使えたわけですね。もしそうで無ければ、この言葉は不謹慎以外の何物でも無いわけですから。

 つまり、今回の改元が近代に於いていかに特殊であったかがわかります。このようなお祝いムードの改元は、最初で最後かもしれません。ただ、上皇陛下はすばらしい前例をお作りになられたと感じます。定年退職の年齢が65歳に引き上げられる流れとはいえ、陛下は80歳を過ぎてなおもご公務にあたられていらっしゃいました。我々下々の者からすれば、考えられません。特例法ではありましたが、新天皇陛下も、この先ご公務が難しくなられることがございましたら、上皇陛下の前例を踏襲していただいてもよろしいのではないかと存じます。

 よく「激動の昭和」と表現されます。太平洋戦争の終戦。ただの空襲のみならず原爆を投下され、多くの死者を出し焼け野原になった日本。その後始まった高度経済成長。人々が誰しも一生懸命に生きていたた時代。冒頭に紹介した長渕剛の「昭和」は、まさに「激動の昭和」を上手に切り取り、歌い上げています。

 では「平成」はどう表現すべきなのでしょうか。少なくともこの長渕剛「昭和」のような曲は似合う時代ではないでしょう。うちの父(75歳)は「災害の平成」と言いました。たしかに災害の多かった時代ではありました。まとめてあるサイトがありましたのでご覧ください。

 でも、災害の他にも、たくさんのことはありました。ただ、プラスのイメージがあまり湧かないのは山杜だけでしょうか。ある意味時代が安定期に入り、人々からがむしゃらさが消えた時代だったのではないかと。安定を求め、平凡を求め、楽を求め・・・。そして、昭和の頃はおおらかで流していた些細な事象にも目くじらを立てた時代。必死にもがかなくても、まるでエスカレーターに乗ってるかのように自動的に上へ進んでいける人たちが出てきた時代(ニートの増加とかAO入試の大学合格が大部分になったとか・・・)。かたや、そういう人々と真逆のブラックな世界でボロボロになるまで働いている人が居たり・・・(山杜も休み無いです。10連休中の休みは2日のみ)。

 「災害の平成」の他に「二極化の平成」なんてのも当てはまるかもしれません。




 果たして、令和はどんな時代になるのか・・・特に令和改元の瞬間を騒いで祝うわけでもなく、静かに新時代の到来を噛みしめている山杜でした。

 長々と書いてしまいすみません。中年の戯言です。
posted by 山杜一平 at 19:53| Comment(0) | 徒然日記
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